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Obsidian読書メモ術。知識を「記録」するのをやめて「発酵」させよう

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この記事で解決できること
「本を読んでもすぐに忘れてしまう」もどかしさを卒業して、読んだ知識を一生モノの知恵として自分の中に蓄積していく方法をまとめました。

昨日は、「Obsidianでブログを書く。思考の断片が勝手に記事に変わる感覚」というタイトルで、記事作成にどうObsidianを使い倒すかをお話ししました。

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でも、書くための「ネタ」や「知恵」って、どこから湧いてくるんでしょう?

私の場合は、「読書」や「実体験」が大きな源になっています。

読書をしている様子。

特に本について、以前の私は、読んでも読んでも右から左へ抜けていくタイプでした。本棚には読みかけのビジネス書が並び、スマホのメモ帳には断片的な引用が散らばっている。でも、いざ企画を考えようとすると、何も出てこない。

「せっかく読んだのに、栄養になってないな……」

そんなもどかしさを解消してくれたのが、Obsidianを使った「育てていく読書メモ」でした。今日は、単なる記録で終わらない、私のObsidian読書メモ活用術をお伝えします。


あなたの読書メモ、整理されてますか?

いきなりですが、最後に読んだ本のメモ、今すぐ見返せますか? 付箋を貼ったままの本棚、スクショしたままのカメラロール、あるいはNotionの奥深く……。

読書をして、読書の内容をメモにまとめている様子。

私もそうでしたが、メモが散らばっている状態って、知識を捨てているのと一緒なんですよね。Obsidianを使い始めて気づいたのは、読書メモは「保管」するのが目的じゃない。未来の自分と「対話」するためにあるんだってことです。

なぜ「普通のメモ」は役に立たないのか

私なりに分析した、ダメな読書メモの共通点。

  • どこにあるか探すのがストレス:整理が目的になって、肝心の中身にたどり着けない。
  • 本の言葉を写すだけで満足:写経しただけで、脳を通っていない。
  • 「つながり」がない:その本1冊で完結してしまって、他の知識とリンクしない。

猿が考え事をして、何か気付いた様子。

Obsidianは、この「独立した点」だった情報を、蜘蛛の巣のように繋いでくれます。


まずは「型」から。でも、ゆるくていい。

Obsidianの凄さを語る前に、まずは私が使っている「型」を紹介します。 気合を入れすぎると挫折するので、項目はこれくらいシンプルでいいんです。

私のテンプレート案

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title: "本のタイトル"
author: "著者名"
tags: [読書]
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# 本のタイトル

## そもそも、なんでこの本を読もうと思った?
(ここ、実は一番大事。自分の当時の「悩み」や「興味」を書いておくと、後で見返した時に文脈が繋がります)

## 3行で言うと?
(誰かに説明するつもりで。要約は短ければ短いほどいい)

## 自分の思考・気づき(主観100%でOK)
- 「これ、あのプロジェクトに使えるかも」
- 「著者はこう言ってるけど、私はこう思う」
- 「前に読んだあの本と、ここが繋がってるな」

このテンプレートのポイントは、「自分の思考・気づき」の欄。 本の要約なんて、今の時代、AIにさせれば3秒で終わります。でも、その本を読んで「あなたがどう感じたか」「自分の生活にどう当てはめたか」は、AIには絶対に書けません。ここにあなたの魂が宿り、それが明日のブログや企画のネタになるんです。


知識を血肉にする「アトミック」な思考

ここで昨日お話しした「ブログ執筆」の話とも繋がってくるのですが、読書メモは「アトミック(最小単位)」にバラすと、驚くほど使い勝手が良くなります。

例えば、1冊の本をまるごと要約して終わりにするんじゃなくて、

「[[ペルソナ設定の極意]]」
「[[返報性の原理の応用]]」

みたいに、一つの概念を一つの独立したノートとして切り出しちゃうんです。

これの何がいいかって、次に別の本を読んだ時に、その「概念ノート」にリンクを張るだけで、知識がどんどん厚くなっていく。気づけば、自分だけの「知恵袋」が出来上がっているわけです。


グラフビューで「知識のつながり」をニヤニヤ眺める

Obsidianユーザーの特権といえば、これ。 自分が作ったノートの繋がりを可視化してくれる「グラフビュー」です。

最初はスカスカの点だけ。でも、本を読み、リンクを繋いでいくうちに、星屑のように知識が固まっていきます。「心理学」のクラスターと「マーケティング」のクラスターがリンクで繋がった瞬間。「おっ、ここで理論と実践が結びついたぞ」という感覚。

obsidianのグラフビューのイメージ。メモとメモがリンクで繋がっているイメージ。

この「つながり」が見えた時、昨日お話ししたような「勝手に記事が書き上がる感覚」が加速するんですよね。


最後に:完璧主義を捨てて「庭」を育てる

ここまで読んで「自分にできるかな?」と思った方もいるかもしれません。 でも、大丈夫です。Obsidianに「正解」はありません。

フォルダ構成がぐちゃぐちゃでも、タグ付けが適当でも、リンクさえ一本引いてあれば、それは死んだ情報ではありません。 最初は雑多なメモでいいんです。気が向いた時に見返して、少しだけ追記したり、新しいリンクを貼ったりする。

これは情報の整理というよりは庭いじりみたいなものです。

今日読んだその一冊が、数ヶ月後のあなたに素晴らしいひらめきを運んでくれるかもしれない。そう思うと、読書がもっと楽しくなります。

昨日の執筆活用、今日の読書メモ活用と来ましたが、次はこれをどうやって日々のワークフローに落とし込むか……。それはまた、次の機会(Obsidianを「生活の一部」にするワークフローと、手放せない29個のプラグイン)にお話しできればと思います。

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