ズボラな僕でも続いている、愛機(カメラ)の種類ごとに分けて「資産」として守るための最低限のケア方法。
カメラ、掃除してますか? 正直なところ、めんどくさいですよね。撮るのが楽しくて買ったんだから、掃除用具なんて触りたくない。僕もそうです。
でも、ある日突然、ファインダーの向こうが曇って見えたり、現像した写真の空に黒いシミ(ゴミ)が浮いてたりすると、一気に血の気が引くんですよ。「うわ、終わった」って。
特に「カビ」。こいつだけは許せない。僕が学生時代、バイト代を叩いて買った中古のレンズがカビに食われていた時の絶望感と言ったら……。あれはもう、相棒を失った喪失感そのものでした。
だからこそ、最低限のことはやってあげたい。 完璧じゃなくていいんです。プロの修理屋じゃないんだから。ただ、「長く一緒にいたい」という気持ちを、少しだけ行動に移す。

今回は、フィルム、ミラーレス、コンデジと、僕がこれまで触ってきたカメラたちの「これだけはやっとけ」というポイントを、失敗談も交えつつ書き殴ってみます。
- そもそも、なんでメンテするの?
- 僕の「三種の神器」+α
- 【フィルムカメラ】おじいちゃんを労る気持ちで
- 【ミラーレス】センサー剥き出しの恐怖
- 【コンデジ】ポケットの中の戦争
- レンズのメンテ:拭きすぎにご用心
- 最後に:保管こそ最大のメンテ
そもそも、なんでメンテするの?
「壊れたら買い換えればいいじゃん」 リッチな人はそれでいいかもしれません。でも、カメラって使えば使うほど手に馴染むし、傷一つに思い出が宿るじゃないですか。
メンテをする理由は大きく3つあると思ってます。

写真が台無しになるのを防ぐ これに尽きます。最高の瞬間にシャッターを切ったのに、センサーのゴミが写り込んでたら、Photoshopで消す作業中に虚無感に襲われます。「俺は何をしてるんだ」って。せっかくの「カメラ片手に歩く台湾3泊4日旅で見つけた“撮りたくなる”フォトジェニックな日々」のような素晴らしい思い出も、センサーのゴミ一つで台無しになってしまう虚無感は、想像を絶します。 note.com
売る時に高く売れる(これ大事) いやらしく聞こえるかもしれないけど、資産価値です。大事に使ったカメラは、手放す時も次のオーナーに喜ばれるし、下取り額も全然違う。
- 「愛着」の再確認 掃除してると「あ、ここの塗装ハゲてきたな」とか気づくんです。それが愛おしい。触ってあげることで、次の撮影へのモチベーションが上がる気がします。
僕の「三種の神器」+α
道具なんて凝りだしたらキリがないんですが、とりあえずこれだけ持ってればなんとかなるやつ。
- ブロアー(デカいやつ) 小さいのはダメです。握力が死にます。ロケットみたいな形をした、風圧が強いやつを一個買ってください。シュッシュッと風でゴミを飛ばす。これがメンテの8割です。
- レンズペン これ発明した人、天才だと思う。片方がブラシ、片方がカーボン粉末のチップになってるやつ。指紋汚れとか一瞬で消えます。
- シルボン紙と無水エタノール(※上級者向け) これは正直、慣れてないなら手を出さなくていいかも。僕は古いレンズの清掃に使いますが、拭き跡が残ったり、塗装を溶かしたりするリスクもあるので。最初は「マイクロファイバークロス」で十分です。
- 防湿庫 道具というか「家」ですね。湿度管理はカメラの寿命に直結します。安物でいいから、湿度計付きの箱に入れるだけでも全然違いますよ。
こちらについては、具体的に自分が愛用しているメンテナンスグッズを紹介している記事もございます。「カメラを一番長持ちさせる「愛着」というメンテナンス」もぜひご覧ください。
koheifukushi-kuih-creative.com
【フィルムカメラ】おじいちゃんを労る気持ちで
フィルムカメラは、機械式の時計みたいなものです。古いものだと50年前の機種とかザラにありますよね。
一番の敵は「モルト」の劣化 裏蓋を開けた時に見える、遮光用のスポンジ(モルトプレーン)。あれ、経年劣化でボロボロになって、触ると黒いネチャネチャしたのが指につきませんか? あれが最悪なんです。 このネチャネチャがフィルム室に散らばると、写真に謎の光が入ったり、フィルムを傷つけたりします。僕は自分で張り替えることもありますが、不器用な人は修理屋さんに投げた方が無難です。精神衛生上よいです。
シャッター幕は聖域 絶対に触っちゃダメ。指でツンツンしたくなる気持ちはわかりますが、あれ紙みたいに薄いんです。指の脂がつくだけでサビの原因になったり、最悪歪んで動かなくなります。ブロアーで優しく風を送るだけにしておきましょう。
電池室の液漏れ 久しぶりに使おうと思ったら電源が入らない。開けてみたら青白い粉(液漏れ)がびっしり……。これ、ジャンクカメラあるあるです。長期間使わないなら、電池は抜く。鉄則です。
【ミラーレス】センサー剥き出しの恐怖
ミラーレス、便利ですよね。僕も最近は仕事だとこればっかり。でも、構造上の欠点が一つ。 レンズを外すと、そこにはセンサーが鎮座しているわけです。守ってくれるミラーがない。
レンズ交換は「下向き」で 外でレンズ交換する時、カメラを上に向けてませんか? それ、空中のホコリを「いらっしゃいませ」って受け止めてるようなものです。 僕は、どんなにダサくても体を丸めて、カメラを地面に向けて素早く交換します。センサーにゴミが乗った時の絶望感を味わいたくないなら、これだけは徹底したほうがいい。
センサー清掃機能は気休め? 電源OFF時にブルブル震えてゴミを落とす機能。あれ、多少は効いてると思いますけど、粘着質なゴミには無力です。 もしセンサーにゴミが見えても、初心者は絶対に綿棒とかで触らないでください。センサーの表面ガラスに傷がついたら、修理代で高いレンズが一本買えちゃいます。素直にサービスセンターへ持ち込みましょう。数千円で安心が買えます。
【コンデジ】ポケットの中の戦争
GRとかRX100とか、最高のスナップシューターたち。 でも、ポケットにそのまま突っ込んでる人、いませんか?(僕です)
沈胴式レンズの隙間 スイッチを入れるとウィーンって伸びるレンズ。あの隙間って、掃除機並みにホコリを吸い込むんですよ。ポケットの中の糸くずとかが内部に入り込むと、「ズームエラー」とか出て動かなくなります。 たまにでいいので、電源入れた状態でレンズの筒周りをブロアーで吹いてあげてください。ポケットに入れて気軽に持ち歩けるコンデジは、日常のスナップはもちろん、「潮風と旅心を感じる江ノ島をFUJIFILM X100Fで撮り歩いた一日」のような旅の相棒としても最適です。 note.com
液晶のコーティング剥がれ 皮脂がついたまま放置すると、液晶のコーティングってボロボロ剥がれてきます。見た目が一気に汚くなる。クロスで拭くだけでいいんです。その一手間が愛です。
レンズのメンテ:拭きすぎにご用心
「レンズはガラスだからゴシゴシ拭いていい」と思ってるなら、それは間違いです。表面には繊細なコーティングが施されています。

僕のやり方はこうです。
- まずはブロアー。砂ぼこりが乗ったまま拭くと、それがヤスリになって傷だらけになります。これ絶対。
- レンズペンで円を描く。中心から外側へ、くるくると。
- 拭きすぎない。神経質になって何度も拭くと、逆に静電気でホコリを呼び寄せます。「ある程度キレイならOK」くらいの気持ちで。
あと、カビの話をもう一度だけ。 カビは湿度が60%を超えると元気になります。日本の梅雨、ヤバいです。 レンズを押し入れの奥底に眠らせている人がいたら、今すぐ救出してあげてください。風通しのいい場所に置いてあげるだけでも違います。
最後に:保管こそ最大のメンテ
いろいろ書きましたが、毎日使うのが一番のメンテナンスだとも言われます。機械は動かさないと固まるし、カビも生える。

でも、しばらく使わないなと思ったら、 * バッテリーを抜く(50%くらいの充電で) * 防湿庫(なければ密閉容器+乾燥剤)に入れる
この2つだけやって、ゆっくり休ませてあげてください。
カメラは道具ですけど、そこには撮影者の魂みたいなものが乗っかると、僕は信じてます。 ピカピカに磨き上げる必要はないけれど、次に構えた時に「よし、頼むぞ」と気持ちよくシャッターが切れる状態にしておく。
今夜、テレビを見ながらでいいので、手元のカメラをシュッシュッとブロアーで吹いてあげてみてください。 なんか、カメラが喜んでる気がしませんか?
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