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「何が正解か分からない」を卒業する。中小企業のマーケティングKPI設定、現実的な落とし所。

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この記事で分かること
「あれもこれも」と手を出して疲れる前に。最小限の労力で最大のインパクトを出すための、中小企業流・KPI設定の「落とし所」を解説します。

「毎日必死にやってるけど、これ本当に意味あるのかな?」 中小企業の現場で一人マーケティングを担当してたり、経営を切り盛りしてたりすると、ふとそう思う瞬間ってあります。

一人でマーケティングしている様子。

かつての私もそうでした。ブログを書き、SNSを更新し、なんとなく広告を出す。体力的には限界までやってるのに、売上がパッとしないと「何が正解なんだろう」と、ただただ虚しくなるんです。

そんな時に「KPI」っていう言葉に出会ったわけですが、最初は「大企業の小難しい管理ツールでしょ?」って冷めた目で見てました。でも、いろいろ失敗して気づいたのは、KPIって私たちのようなリソースが足りない人たちにこそ、必要不可欠な「判断基準」だっていうことです。


教科書通りの「SMART原則」は、とりあえず横に置く

KPIの話になると、よく「具体的に、測定可能に…」みたいな話が出てきますよね。もちろん正論なんですけど、現場でそれを真面目にやりすぎると、設定すること自体に疲れちゃいます。

私が学んだ一番の教訓は、「管理する数字を欲張らない」ということ。

あれもこれも追いかけると、結局どの数字が大事なのか分からなくなるんです。最初は「今週の問い合わせ数」だけでもいい。まずは、自分の今の動きが正しいのかどうかを、たった一つの数字でもいいから裏付けを持たせる。そこからがスタートなのかなと思います。

「うちの業種なら何を見るべき?」への個人的な見解

正直、業種によって「これだけ見とけばいい」っていうのは違います。私がこれまで見てきた中で、「ここは外せないな」と感じたポイントをいくつか。

カートに入れたのに買わなかった人(カゴ落ち)のイメージ画像。

  • BtoBなら: PV(ページビュー)とかは一旦無視してもいいかもしれません。それよりも「どれだけ深い悩みのページが読まれたか」や「資料請求した後の商談率」の方がずっと大事。
  • ECサイトなら: 広告からの購入ももちろん重要ですが、意外と見落としがちなのが「カゴ落ち」です。カートに入れたのに買わなかった人がどれだけいるか。ここを少し改善するだけで、広告費を増やさずに売上が変わるのを何度も見てきました。特にAmazonでの売上改善については、僕が使い倒した『秘密兵器』でAmazonの売上がマジで変わった話Amazonマーケティングにおける私の試行錯誤と売上アップの秘訣も合わせてご覧いただくと、具体的なヒントが見つかるかもしれません。
  • 実店舗なら: SNSの「いいね」の数に一喜一憂しがちですが、結局は「クーポン画面の提示数」とか、ちゃんと来店に繋がっているかがすべてですよね。

koheifukushi-kuih-creative.com

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結局、自分たちが「どこを改善すれば一番インパクトがあるか」を突き詰めるのが、一番の近道なんだなと痛感しています。


運用で一番大事なのは「頻度」と「割り切り」

KPIを設定しても、見なくなったら意味がない。でも、毎日数字と睨めっこする余裕なんて、私たちにはないじゃないですか。

私が一番しっくりきたのは、「週に1回、30分だけ数字を見る」というルーティンです。

  • 先週より数字が落ちたなら、それはなぜか?(何か変なことをしたか、競合が動いたか)
  • 逆に伸びたなら、何が効いたのか?

数値を分析している様子。

それをさらっとメモする程度。完璧な分析じゃなくていいんです。「今週はこの数字がこうだったから、来週はこれを試してみよう」という判断ができれば、それだけでKPIは役割を果たしています。

結局、何のためにやるのか

数字を追いかけると、冷徹な管理をされている気分になるかもしれません。でも本当は、「自信を持って仕事をするため」に数字を見るんだと思うんです。

「頑張った」という主観だけじゃなく、「数字も動いているから大丈夫」という根拠。それがあれば、不安に振り回されずに次の施策に集中できます。

まずは1つ、明日からチェックする数字を決めてみませんか。最初から100点を目指さず、まずは「これさえ増えれば、とりあえず今日はOK」という指標を見つけるところから始めてみてください。