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Obsidianで二度とデータ消失しない。僕がたどり着いたバックアップの最適解

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この記事で分かること
この記事では、僕が試行錯誤の末にたどり着いた、Obsidianのデータをシンプルかつ確実に守るためのバックアップ方法を紹介します。

Obsidian、使い込むほどに手放せなくなる。 日々のアイデア、ブログの下書き、プロジェクトの進行管理。今や僕の脳の外部ストレージとして、完全に生活の一部になっている。その活用法については、Obsidianを「最強の第二の脳」にする厳選20選!でも詳しく紹介している。

でも、ふと思う瞬間がある。「もしこのVaultが吹っ飛んだら、自分はどうなるんだろう」って。

過去に一度、別のツールで数ヶ月分のメモを吹き飛ばしたことがある。あの時の血の気が引く感覚は、二度と味わいたくない。

データが消えたイメージ画像。

特にビデオグラファーやディレクターといった仕事をしていると、日々の思考プロセスやクリエイティブな資産が消えるのは文字通り「死」を意味する。例えば、Obsidianで案件を効率的に管理する方法を知っていても、そのデータ自体が失われてしまっては元も子もないからだ。

だから、Obsidianのバックアップについては、かなり試行錯誤してきた。手動コピーから始まって、色々なクラウドサービスを試し、自動化スクリプトを自作して運用していた時期もある。

結論から言うと、全てを完璧に網羅しようとする必要はない。 今回は、僕が色々と遠回りしてたどり着いた、一番シンプルで確実なバックアップの最適解について書いておこうと思う。


iCloud同期のリアルと、クラウドの限界

ハードディスクの画像。

Appleのデバイスで固めているなら、一番手っ取り早いのがiCloud DriveにVaultを置くこと。 Macで書いたノートの続きを、移動中にiPhoneでサクッと確認できるのは非常に便利だ。実際、僕はObsidianモバイルで日常と週次レビューを回しているくらいだ。最初は「もうこれで十分じゃん」と思っていた。

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でも、使い込んでいるうちにちょっと怖い思いを何度かしたんだよね。 例えば、MacとiPhoneで立て続けに編集した時、たまに同期が追いつかずにコンフリクト(競合)が起きることがある。気づいたら変なファイル名のコピーが生成されていて、「どっちが最新だっけ?」と冷や汗をかいた。

Google DriveやDropboxでも似たようなことは起こり得る。 クラウド同期は「複数デバイスでの共有」には最高なんだけど、「過去の特定の状態に戻す(バージョン管理)」という点では、実はちょっと心許ない。誤ってテキストを全消しした状態で同期されちゃったら、一貫の終わりだからね。

結局、Gitでのバージョン管理が最強だった

Gitでバージョン管理する様子。

「じゃあどうすんの?」って話なんだけど、最終的に僕が落ち着いたのは「Git」を使ったバージョン管理。 「Gitってエンジニアが使うやつでしょ?」と敬遠する人もいるかもしれない。僕も最初はターミナルでコマンドを叩くのが面倒で、避けていた。

でも、Obsidianには「Obsidian Git」という神プラグインがある。これを使えば、黒い画面を開かなくても、ObsidianのUI上で全てが完結する。

今は、一定時間ごとに自動で変更をコミットして、GitHubのプライベートリポジトリにプッシュするように設定している。 これの何が素晴らしいかって、「一週間前に書いてたあの構成、やっぱり戻したいな」と思った時に、タイムマシンのように過去の任意の状態へピンポイントで戻れること。

それに、GitHubにデータがあるという「オフサイトバックアップ」の安心感は異常だ。もし今この瞬間にMacにコーヒーをこぼして文鎮化しても、データは無傷でクラウドの向こう側にある。

自動化は「ミニマル」に留めるのが一番

ネットを探すと「MacのAutomatorとシェルスクリプトで〜」みたいな複雑な自動化を紹介している記事もある。僕も一時期凝って、色々とスクリプトを書いていたことがある。

でも、複雑な仕組みは壊れやすい。 OSのアップデートで急に動かなくなったり、裏でエラーを吐いているのに気づかずバックアップが止まっていたり。結局、メンテナンスの手間が増えて本末転倒だった。

だから今は、構成を極力ミニマルにしている。

  1. デバイス間の同期と即時保存は iCloud Drive 任せ。
  2. 堅牢な履歴管理と遠隔バックアップは Obsidian Git でGitHubへ自動プッシュ。

この2層構造。これだけで、実用上のデータ消失リスクはほぼゼロになった。

余談:.obsidianフォルダも忘れずに

Vaultの中身(Markdownファイル)だけじゃなく、設定ファイルやテーマ、CSSスニペットが入っている隠しフォルダ .obsidian。これも一緒にGitの管理下に置いている。 Warpっぽくいじっててテンションが上がるUIにしたくて、ボタンやヘッダーをCSSでゴリゴリにカスタマイズしているから、この設定が飛ぶのも地味にかなり痛いんだよね。自分の好みに合わせてObsidianテーマをCSSで書き換えると、より手放せなくなるが、その分設定を失うリスクも高まる。

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また、Obsidianの「型」を活用した週次レビューや読書メモなども、この設定フォルダ内のテンプレートに依存している場合が多いだろう。

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バックアップって、完璧を求めすぎると疲れるし、続かない。 でも、一度信頼できるシンプルな仕組みを作ってしまえば、あとは「書くこと」だけに100%集中できる。

もし今、手動でコピペしてバックアップしてる人がいたら、今度の週末にでもGitプラグインの設定に挑戦してみてほしい。最初のちょっとした設定さえ乗り越えれば、圧倒的な安心感が待っているはずだから。

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