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「あれ、あのメモどこ?」がなくなる。Obsidianのタグ一覧をゴミ箱にしない運用ルール

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この記事で分かること
この記事を読めば、「あれ、あのメモどこいったっけ?」を防ぐための、現実的で続けやすいObsidianのタグ整理術が分かります。

以前の記事(Obsidianを「生活の一部」にするワークフローと、手放せない29個のプラグイン。Obsidianを「最強の第二の脳」にする厳選20選!)で、デイリーノートに頭の中のものをひたすら吐き出すワークフローについて書いたんですが、実はこれを続けていくと、高い確率で別の壁にぶち当たります。

「あれ? 先週思いついたあの良さげなアイデア、どのノートに書いたっけ……?」っていう、いわゆる迷子問題ですね。

ノートの数が数百、数千と増えていくと、ただ書いているだけじゃ当然見つからなくなります。検索窓に思いつく限りのキーワードを入れても、全然関係ない過去のメモが山ほど引っかかって、結局スクロールしながら目視で探す羽目になる。これじゃあ何のためにObsidianを使ってるのか本末転倒だなと、結構本気で悩みました。

そこで行き着いたのが、タグの運用ルールを根本から見直すことだったんです。

情報迷子にならないためのタグ。

今回は、僕が色々と失敗しながら辿り着いた、わりと現実的で「ずぼらでも続く」タグの使い方について書いてみます。


フォルダ分類の限界に気づくまで

Obsidianを使い始めた頃、僕はめちゃくちゃ几帳面にフォルダを作って整理してました。「A社案件」「ブログネタ」「読書メモ」みたいに。でも、この運用方法はすぐに限界がきました。

例えば、「A社との打ち合わせ中に、ふと思いついたブログの企画アイデア」みたいなノートがあったとします。これ、A社のフォルダに入れますか? それともブログのフォルダ? A社フォルダに入れると後でブログのネタ出しをする時に見つけられないし、ブログフォルダに入れるとA社との商談の文脈がスッポリ抜け落ちてしまう。パソコンのファイルみたいにショートカットを両方に置くわけにもいかないし、どうすりゃいいんだってモヤモヤ。

ここでようやく、「1つのノートを複数の文脈で紐づけられる」タグのありがたみに気づいたわけです。 フォルダはあくまで物理的な「大きな置き場所」(未整理のInboxとか、完了済みのArchiveとか)だけにとどめて、意味の分類は全部タグに任せる。この割り切りが、僕のObsidianライフの最初の転換点でした。

タグ一覧がゴミ箱になった日と「プレフィックス」

じゃあタグを使えば万事解決かというと、そう甘くはなくて。 便利だからって手当たり次第にタグをつけてたら、今度はタグの一覧画面が地獄みたいになりました。

「#アイデア」「#idea」「#企画」「#思いつき」みたいな表記揺れから、その時しか使わなかった謎の単語まで入り乱れて、もう見るのも嫌になるレベル。

これをなんとかしたくて導入したのが、「プレフィックス(接頭辞)」をつけるルールです。

具体的には、 ・ #type/mtg (ノートの種類はミーティング) ・ #status/wip (進行状況は作業中) ・ #project/A社 (案件名)

みたいに、頭にカテゴリ名をつけてスラッシュ / で区切るようにしました。 これ、Obsidianの仕様とすごく相性が良くて。スラッシュを入れるとタグが階層化されるので、タグ一覧のペインを開いた時に #project という親玉の下に案件名がズラッと折り畳まれて並ぶんです。これだけで見た目が劇的にスッキリして、「あ、自分は今こういうプロジェクトを抱えてるんだな」って全体像が把握しやすくなりました。

「このメモは、後からどういう括りで探したくなるか?」って考えながらプレフィックスを選ぶようにしてから、タグの無駄な乱立はかなり減りましたね。

階層化すると検索の「包容力」がバグる

このスラッシュを使った階層型タグ、見た目が綺麗なだけじゃなくて、検索する時にめちゃくちゃ威力を発揮します。

例えば、単純に #マーケティング #SEO と別のタグをつけるんじゃなくて、#マーケティング/SEO#マーケティング/SNS みたいに階層にしておく。 すると、後から #マーケティング っていう親タグで検索した時に、その下にあるSEOのノートもSNSのノートも、ごっそりまとめて引っ張り出せるんです。

これ、やってみると結構感動します。新しい企画を考える時とかに、特定の大きなテーマに関する過去のメモを一旦全部バーッと並べて眺めたい瞬間があるじゃないですか。そういう時に、この階層検索の包容力が本当に頼りになります。

フォルダ・タグ・プロパティ、結局どう使い分けるのか

Obsidianをいじってると、プロパティ(フロントマター)機能とタグの使い分けでも迷うと思います。

僕も一時期、「プロパティに全部の情報を綺麗に入力して、完璧なデータベースを作ってやる!」って息巻いてた時期があったんですが、早々に挫折しました。ノートを作るたびにプロパティをポチポチ入力するのが面倒くさすぎて、肝心のメモ自体を書くのが億劫になっちゃったんです。本末転倒ですよね。

なので、今はこんな感じでゆるく使い分けてます。

  1. フォルダ: 「Inbox(とりあえずここに入れる)」「Projects(今動いてるやつ)」「Archives(終わったやつ)」みたいな、大きな状態管理の箱としてだけ使う。
  2. タグ: 文脈やトピック、アイデアの分類など、後から色んな角度で検索したいものに直感的にポンポンつける。
  3. プロパティ: Dataviewプラグインとかで後から「表」として抽出したい、明確なデータ(期限の日付、担当者名、URLなど)に絞って使う。

ずぼらな僕でも続いてる実践テクニック

ルールは決まっても、日々の運用が面倒だと絶対続かないので、僕が普段やっているちょっとした工夫をいくつか紹介しますね。

・未整理ノートの炙り出しと週末のルール メモを書く時はスピード重視なので、タグをつけるのを忘れることも多々あります。なので、週末に時間が空いた時、検索窓に path:Inbox tag:"" (Inboxフォルダの中で、タグが1つもついていないノート)って打ち込んで検索してます。 これで「とりあえず書いたけど放置されてる可哀想なメモ」が炙り出されるので、コーヒー飲みながら一気にタグ付けして定位置に流し込む。正直面倒な時もあるけど、これをやっておくと未来の自分がだいぶ楽になります。

・検索クエリでピンポイントに探す タグが増えてくると、検索の仕方もちょっと工夫が必要です。#企画 AND #A社 で両方満たすものを探したり、逆に #アイデア -#ボツ みたいにマイナス記号をつけて「ボツになったアイデアは除外する」みたいな検索をよく使ってます。

・グラフビューで自分の「思考の癖」を眺める Obsidianのグラフビューって、ただの見た目重視の機能だと思われがちなんですけど、設定で「タグだけ」を表示させてみてください。 すると、「あ、自分は #企画 と #Webデザイン のタグをセットで使うことが多いな」とか、自分の思考の繋がりが視覚化されて結構面白いです。息抜きがてら眺めてると、「じゃあこの2つを組み合わせた新しいカテゴリを作ろうかな」みたいな気づきがあったりします。

・Dataviewと組み合わせてタスク一覧を自動生成 前回の記事でも熱く語ったDataviewプラグインですが、タグとプロパティを組み合わせると本当に化けます。特にObsidianでの案件管理において、その真価を発揮すると思います。

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例えば、ノートの本文に #project/リニューアル#status/進行中 ってタグをつけて、プロパティに Deadline: 2026-04-10 って入れておく。 で、どこか見やすいノートにこんなクエリを書いておきます。

TABLE Deadline AS "期限", file.mtime AS "最終更新"
FROM #status/進行中
SORT Deadline ASC

これだけで、「進行中」のタグがついたノートが期限順に綺麗にリスト化されるんです。タスク管理アプリを別で開かなくても、Obsidianの中だけで「今自分がやるべきこと」が把握できるので、これは本当に手放せません。

・テンプレートでタグ付けをサボる 毎回 #type/mtg とか打つのは面倒なので、よく使うノートの型はテンプレート化して、最初からプロパティやタグが入力された状態にしてます。QuickAddプラグインを使って、ショートカットキー一発で「A社用の打ち合わせノート(タグ付き)」が立ち上がるようにしておくと、作業の初速が全然違います。より詳しいObsidianのテンプレート活用術については、こちらの記事も参考にしてください。

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完璧な運用なんて無理

ファイル整理がしっかりルールのもとに整理されているイメージ画像。

色々語ってきましたが、僕のタグ運用も全然完璧じゃないです。 忙しい時期はルールを無視して適当なタグをつけちゃうし、数ヶ月経つと「なんでこんなタグ作ったんだっけ?」ってやつが絶対出てきます。

でも、それでいいと思ってて。完璧を目指すよりも、自分だけのObsidianテーマでエディタをカスタマイズするなどして、愛着を持って長く使い続ける工夫の方が重要かもしれません。

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「後から探す時の自分へのヒント」くらいの感覚で、まずはよく使うタグにプレフィックスをつけて階層化してみる。それだけでも、過去の適当なメモが「使える資産」に変わる瞬間が増えると思うので、ぜひ気楽に試してみてください。

そして、どんなに素晴らしい情報も、データが失われてしまっては元も子もありません。大切なObsidianデータを守るバックアップ術も合わせてご覧ください。

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