
「どのツールが一番いいんだろう?」
そんな悩みを持って、NotionやObsidian、Craftなどを渡り歩いている人は多いはず。僕もその一人でした。すべての情報を一箇所にまとめようとして挫折したり、ツールの設定に凝りすぎて本来の仕事が進まなくなったり……。
前回の記事でも述べたように、今の僕は「一つのアプリに絞るのをやめる」という結論に達しました。
今は、Notion、Obsidian、Craftを「適材適所」で使い分けています。でも、その複数のツールを回していく中で、どうしても外せない「情報の拠点」になっているのがNotionです。
今回は、ツール使い分け派の僕が、なぜNotionを「母艦」として使い続けているのか、その本音の部分を書いてみたいと思います。
- Notionは、情報の「散らばり」を止めるベースキャンプ
- データベースは、情報を整理するための「魔法の眼鏡」
- 【本音】Notion、Obsidian、Craftをどう使い分けているか
- 失敗から学んだこと:完璧なシステムを作ろうとしない
- まとめ:ツールに振り回されない「心地よさ」を
Notionは、情報の「散らばり」を止めるベースキャンプ
世の中には便利なツールが溢れていますが、Notionの凄さは「機能の多さ」そのものではなく、「バラバラな情報を一箇所に繋ぎ止められること」にあると感じています。

「あれ、どこだっけ?」をなくすための場所
以前の僕は、メモはスマホ、タスクは付箋、資料はクラウドストレージ……と情報が四散していました。Notionを使い始めてから変わったのは、「迷ったらここを見ればいい」という安心感が生まれたことです。
- 情報の集約: 進行中のプロジェクト、参考URL、領収書の控え、共有マニュアル。
- 検索のショートカット: 「あの資料、どこに置いたっけ?」と探す時間は、人生で一番もったいない時間です。Notionに「とりあえず置いておく」だけで、その無駄がなくなりました。
道具を自分に合わせられる「ブロック」の面白さ
Notionは「ブロック」という単位で画面を作ります。テキストも画像もToDoも、レゴブロックのように配置を入れ替えられる。
普通のツールは「ツールの形」に自分の思考を合わせる必要がありますが、Notionは逆。「自分の今の思考」に合わせて、ツールの側を組み替えられる。この柔軟性が、長く付き合える理由かもしれません。

データベースは、情報を整理するための「魔法の眼鏡」
Notionの目玉機能であるデータベース。これを単なる「表計算」だと思っていると少しもったいないです。僕にとっては、同じ情報を違う角度から見るための「眼鏡」のような存在です。
「中身」は同じ、でも「見せ方」は自由
例えば、ブログの執筆管理。 * テーブル(表)で、公開日やカテゴリーをざっと俯瞰する。 * ボード(カンバン)に切り替えて、作業の進捗をドラッグで動かす。 * カレンダーで、今月の更新ペースを確認する。

データは一つなのに、目的に合わせて瞬時に見せ方を変えられる。この「変幻自在さ」があるからこそ、複雑なプロジェクトも混乱せずに進められるんです。
【本音】Notion、Obsidian、Craftをどう使い分けているか
「全部Notionでやればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、実際に使ってみると、それぞれに「得意な顔」があります。僕のリアルな使い分けはこんな感じです。
| ツール | 僕の使い分け(役割) | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| Notion | 「情報のハブ・母艦」 | データベース管理、共有資料、プロジェクトの全体像把握 |
| Obsidian | 「思考を育てる庭」 | 誰にも見せないメモ、アイデアの連結、オフラインでの集中 |
| Craft | 「美しい書斎」 | 誰かに見せるドキュメント、長文執筆、デザイン性重視の記録 |
Obsidianについて深掘りしたい方は、僕がデジタル断捨離の敗北者から「第二の脳」を手に入れたObsidianとの出会いに関する記事もぜひご覧ください。
Notionは、これらすべての動きを支える「ベースキャンプ」。ここで全体を管理しつつ、深い思考はObsidianへ、美しいアウトプットはCraftへ……という流れが、今の僕には一番しっくりきています。プロジェクトやチームでのNotion活用について、より具体的な事例を知りたい方は、動画クリエイターのNotion活用術も参考にしてみてください。
失敗から学んだこと:完璧なシステムを作ろうとしない
Notionを使い始める人に、一つだけアドバイスがあります。それは「最初から凝りすぎないこと」です。
「ツールいじり」はほどほどに
僕も一度、挫折しました。最高のタスク管理システムを作ろうとして、複雑な関数やレイアウトにこだわりすぎたんです。結果、「Notionをいじること」が目的になってしまい、本来の仕事が手につかなくなりました。
だからこそ、まずはスモールスタートをおすすめします。
- 一行のメモから: まずは今日やりたいことを一行書くだけでいい。
- テンプレートに頼る: ゼロから作らず、既存のテンプレートを自分流に少しずつ削っていく。
- 不便を感じてから拡張する: 必要になったときに初めて、データベースなどの機能を追加していく。
まとめ:ツールに振り回されない「心地よさ」を
「Notionは何がすごいの?」
その答えは、「自分の思考や知識を、自分が一番納得できる形で置いておける場所が手に入ること」だと思います。
もちろん、Notionがすべてにおいて最強なわけではありません。でも、他のツールと組み合わせながら「自分なりの拠点」を作っていく楽しさは、Notionが一番教えてくれました。
「どれか一つに絞らなきゃ」という思い込みを捨てて、その時の気分や目的に合わせてツールを使い分けてみる。そんな自由な情報整理の入り口として、まずはNotionの真っ白なページに、今頭にあることを一つだけ書き出すことから始めてみませんか?
あなたのデスクワークが、少しでも軽やかで楽しいものになりますように。
